5月から新しい仕事をはじめることになり、環境がガラリと変わった。前職は約4年間フルリモートだったが、転職してフル出社に。家に引きこもっている時間が長かったので、体力が落ちているのを痛感。早起きも得意ではない。夜中0時を過ぎてから就寝し、朝は9時過ぎに起きる。そんな生活リズムが身体に馴染んでいるのに、これからは遅くても6時半までには起きて、7時過ぎに家を出発しなければならない。人と比べるつもりは到底ないので、あくまで過去の自分との比較になるが、朝しっかり起きる生活は高校生以来だ。
新しい生活リズムに慣れるまでの間は、ちょっと大変かもしれないが覚悟していたので気にしていない。想定外だったのは、新仕事に加え、偶然なのか何なのか、タイミングよく皮膚が荒れだした。5月はじめのこと。最初は上半身に楕円型の湿疹みたいなものがポツンと1つできていただけだった。でも痒くて掻いていたら、悪い病に侵されたのかと思うくらいに、顔から上半身全体にブワーっと広がった。見事に広がったなぁと呑気にしていたが、痒いし跡が残ったらどうしようと思いはじめ、休みの日に皮膚科へ。
最初に行った皮膚科では、特に診断名を言われずに塗り薬と飲み薬を出された。そこから1週間ほど薬を使いながら様子を見ていたが、良くなる気配がない。時間はかかるだろうと覚悟していたが、顔がボコボコになったのが思いのほか悲しくて不安になっていた。周りの方に評判の良い皮膚科を教えてもらい、次の休みにその皮膚科へ行った。
先生は話をしっかり聞いてくれるし、皮膚も診てくれた(今までは、流れ作業のように1分くらいで診断が終わっていたので、こんなに診てくれるんだと感動もした)。それだけで不安が和らぐが、ここで病名もはっきりとした。私は「ジベルばら色粃糠疹」という病気にかかっていた。1~2か月で自然に治るらしい。聞いたことのない病名だが、めずらしいものではないようだ。
薬を使いながら治るのを待って2か月ほど経ったいま、痒みはだいぶ収まり、皮膚の状態も元に戻ってきた。まだ完治とまではいかないが、痒いのってこんな辛かったっけ?なんもない状態って幸せだったのかぁと気づかされた。
「話を聞くこと」も大事だなぁと感じた。話を聞いてもらえて自分が安心したから、不安に感じていることがある人がいたら、ドンと構えて話をじっくり聞こう。一番近くで支えてくれている家族の話、わたし聞けているかな?皮膚のことから、こういう心境になるとは思っていなかった。思わぬ気づきをくれた出来事だった。
あとは、この気持ちを忘れないようにできたらいいのだけど。幸せなときは忘れてしまうよなぁ。
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